こんな思いが自然と出てくる保育者を増やします。
そうすれば、きっと、
「園って、こんなに楽しいんだ!」
「大人って、こんなに楽しいんだ!」
「生きるって、こんなに楽しいんだ!」
と感じてくれる子どもたちが増えると信じています。
保育は希望そのもの。
人格形成の大切な時期に、子どもたちが希望あふれる保育の中で伸び伸びと成⻑できるよう、
保育者という尊い生き方を選択されたすべての皆さんに
ナーサリーコーチングをお届けしたい、これが私たちの想いです。
「保育って、こんなに楽しいんだ!」 この言葉は、ナーサリーコーチング導入園の先生が、ある日ふと発した言葉でした。それを聞いた周りの先生たちも共感され、その様子を見ていた園⻑先生がとても感動されていたのを覚えています。
この言葉を発した想いを後日お伺いしました。
保育者として二十数年、プライドもあるし、ベテランなりに「こうしなければいけない」「こうするべき」という考えの中で保育をしていました。自分の考え通りにならないときは「あれもできない」「これもできない」と感じることが多く、嫌なことや辛いこと、ダメだと思うことに目が向くことも多かったように思います。
園全体でコーチングを学び始めて「こうしなければならない」という考えが自分の思い込みであったこと、そしてその考えが正しいと相手にも求めていたことに気付きました。「いろんな考えがあっていいんだ」と思えたときに肩の荷が降りた感覚があり、気持ちが楽になりました。
それからは保育歴に関係なく、周りの先生たちがやっている保育を素直に認められるようになりました。「そういう考えもあるのか」と思えるようになると、これまではすぐに口出しをしていた場面で、子どもたちの様子を見る機会が増えました。子どもたちの見え方に変化 を感じ始めると、子どもたちがしていることの中にいろんな発見があり、毎回何か発見があると気付きました。
そのとき、保育士って面白いな、保育士って楽しいなって思えて、「保育って、こんなに楽しいんだ!」という言葉になったのだと思います。
今は、子どもを信じて待つことで見えてくる新しい発見に日々楽しませてもらっています。
このようにお話しくださった先生は、周りからの信頼も厚く、理想の先生として名前があがる先生です。きっとこれまでの保育もとても魅力的な保育をされていたと思います。そのような先生が日々ご自身の保育を振り返りながら自分自身に精一杯向き合い、周りの先生たちとの調和を大切にしようとされるお姿で「保育者」を楽しむ先生の存在は、子どもたちや保護者、周囲にどのような影響を与えるでしょうか。
さて、2022年度は保育業界における「不適切保育」の問題が大きく取り上げられました。今なおメディアで目にすることが続いています。様々な情報を見聞きしていると思いますが 「子どもたちにこう成⻑してほしい」という強い思いが「こうしなければならない」という思い込みに変わり、結果的に子どもの思いを尊重する前に自分の思いを押し付けてしまったり、「こうするべき」という思い込みから悪気なく何気なく取った言動が相手には不適切と判断されてしまったりという、考え方や捉え方から生まれる言動によって問題になってしまったケースも多々あることに誰もが気付くきっかけになったのではないでしょうか。
人は、無意識にも発動させている「考え方」「捉え方」があります。そこから生まれる言動が相手に、周りに、どう影響しているか、日々の何気ない言動を振り返ることで気付き、それを人と共有することで自分と人との違いに気付きながら、考え方や捉え方、言動を調整していくことができます。園全体で日々の何気ない言動を子ども主体の保育になるよう調整していくために活用できるのがナーサリーコーチングです。
私たちはナーサリーコーチングを通して
1 .不適切保育よりも自慢したくなる保育
2 .自分を自然と表現できる環境
3 .子どもの未来を信じて待つ関わり
の三拍子が揃った園を増やし 園全体にいろんな「楽しい」が波及していくお手伝いをさせていただきながら保育に希望の光があたる世の中をすべての保育者と一緒に実現していきます。
「ナーサリーコーチング」は、お子さんがより安心して伸び伸びと園生活を送ることができるように、また、保護者のみなさんがより安心して園にお子さんを預けることができるように、園全体のコミュニケーション(人との関わりや人間関係などを含む)を根本から見直していくことで、保育者の日々の何気ない声掛けや関わりがお子さんにどのような影響を与えているのか、全職員で考えていくお手伝いをさせていただいております。
人間の脳は5歳~6歳頃までに大人の90%程度まで大きくなります。0歳からその頃までの経験や身近な大人の関わりの影響により「思考パターン」が95%決まるとわかっています。「思考パターン」は人格や個性を形づくる要素です。また、自己肯定感にも大きく影響するため、ご家庭でのお子さんとの関わりはもちろんですが、園で過ごす時間の中での大人の関わりも重要な役割を担っていることを保育者のみなさんにもご理解いただいています。大切なお子さんの心身の安定や成長、また、主体性や挑戦心、折れない心や思いやりの心など幼児期に育みたい資質、能力をコミュニケーション力でサポートできる保育者を増やすことを早急に進めております。
人格形成の大切な時期に、お子さんの成長に最も影響を与える大人のコミュニケーションにいち早く注目し、園全体で見直しながら改善していこうと学び続けている「ナーサリーコーチング導入園」は確実に成果を出し、園での保育者とお子さんとの関わりがご家庭にも伝わっているようです。